新NISA2年目の実績|初のマイナスから+27.54%まで戻した1年【2025年】
新NISAのつみたて投資枠で、毎月10万円をS&P500のインデックスファンドに積み立てています。2025年はその2年目でした。
この年は4月に、新NISA開始から初めて評価損益がマイナスになりました。そこから12月には+27.54%まで戻しています。1年ぶん12か月の記録を1本にまとめました。
※この記事は2026年8月に、当時の月次記事をもとにまとめ直したものです。記載している数値は、各月の記事で公表した当時のものです。
この記事の要点
- 2025年12月末の評価損益は+27.54%。2年目も年間120万円(毎月10万円)を積み立てた
- 4月に-2.94%。トランプ関税ショックで、新NISA開始から1年4か月で初めてのマイナス
- 1月から4月まで4か月連続で悪化(+18.41% → -2.94%)。ところがプラスに戻すのに要したのは1か月だけ
- 銘柄も金額も一度も変えていない。売買はゼロ
- 11月はS&P500がほぼ横ばいなのに+0.92pt。伸びた理由は株価ではなく円安だった
結論|4か月かけて崩れ、1か月で戻った年
2025年を一言でまとめると、こうなります。
4か月かけてマイナスまで落ちたが、戻すのにかかったのは1か月だった。
数字で並べると、落ち方も戻り方も極端です。
- 2024年12月末:+18.41%(前年の到達点)
- 2025年4月末:-2.94% ← 4か月かけて21ポイント以上の悪化
- 2025年5月末:+4.11% ← 1か月で7.05ポイント回復し、プラスに復帰
- 2025年12月末:+27.54%
その間に私がやったことは、毎月10万円を積み立てただけです。売っても買い増してもいません。
2025年12か月の推移
| 月 | 月末の基準価額 | 評価損益 | 前月比 | その月の出来事 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 33,955 | +16.20% | -2.21pt | 米国株は上昇したが、円高がそれを打ち消した |
| 2月 | 31,801 | +7.79% | -8.41pt | 株安と円高が重なり大きく削られた |
| 3月 | 30,280 | +5.34% | -2.45pt | 関税政策への警戒でS&P500が-5.75% |
| 4月 | 28,788 | -2.94% | -8.28pt | 関税ショック。開始1年4か月で初めてのマイナス |
| 5月 | 30,919 | +4.11% | +7.05pt | 米中が関税引き下げで合意。1か月でプラスに復帰 |
| 6月 | 32,527 | +9.31% | +5.20pt | S&P500が史上最高値を更新 |
| 7月 | 34,608 | +15.06% | +5.75pt | 株高と円安が重なり3か月連続の回復 |
| 8月 | 34,812 | +15.85% | +0.79pt | 株は上がったが円高が打ち消し、伸びは小幅 |
| 9月 | 36,175 | +19.55% | +3.70pt | FRBが利下げを再開 |
| 10月 | 38,371 | +25.93% | +6.38pt | 20%も25%も一気に突破し最高益に |
| 11月 | 38,984 | +26.85% | +0.92pt | 株価はほぼ動かず。円安だけで伸びた月 |
| 12月 | 39,535 | +27.54% | +0.69pt | 2年目を最高益で着地 |

※基準価額は月末営業日の値です。証券口座の評価額は前営業日の基準価額で表示されるため、月次記事では前営業日の値を書いている月があります(2025年7月・9月)。この表は月末営業日に統一しています。
基準価額そのものは、1月末の33,955円から12月末の39,535円へ、11か月で+16.4%上がりました。私の評価損益は+27.54%です。
2024年は逆でした。同じ11か月で基準価額+31.3%に対して、評価損益は+18.41%。積み立てた期間が長くなるほど、過去に安く買った分が効いてくるので、2年目からは指数の上昇率を上回ることが起こります。
1年を3つの局面に分けて振り返る
① 1月〜4月|4か月かけてマイナスまで落ちた
この4か月は、毎月きれいに減りました。-2.21pt、-8.41pt、-2.45pt、-8.28pt。
内訳を見ると、原因が2つに分かれます。
- 1月:S&P500は+2.70%と上がった。それでもマイナスになったのは円高(157円→155円)
- 2月:株安(-1.42%)と円高(155円→150円)が同時に来て-8.41pt
- 3月:S&P500が-5.75%
- 4月:関税ショックでS&P500が一時5,000ポイント割れ。ドル円も150円前後から143円前後へ
4月末の評価損益は-2.94%。新NISAを始めて1年4か月、初めて元本を割りました。
② 5月|1か月でプラスに戻った
5月12日に米中が追加関税の引き下げで合意し、相場は反転しました。S&P500は月間+6.15%。
ここで結果的に効いたのが、4月と5月の積立が、その年でいちばん安く買えていたことです。5月の購入時の基準価額は29,710円で、4月の30,632円よりさらに安く買えています。
相場が下がっているときに買った分は、戻ったときに一番よく効きます。これは4月に「積立を止めよう」と思わなかった結果であって、私が上手だったからではありません。
③ 6月〜12月|そのまま最高益へ
6月にS&P500が史上最高値を更新し、そこからは順調でした。10月に+25.93%と一気に上がり、12月末に+27.54%で着地しています。
ただし11月は少し変わった月でした。S&P500は月間+0.13%とほぼ横ばいなのに、評価損益は+0.92pt伸びています。理由はドル円が154円台から156円台へ円安に進んだことだけです。
2年目にわかった3つのこと
① マイナスになる期間は、思ったより短い
落ちるのに4か月、戻るのに1か月でした。マイナスだった期間は12か月のうち1か月だけです。
毎月の記事を書いていたときは、2月と4月はかなり気が重かったのを覚えています。でも1年の表にすると、マイナスは1行しかありません。
② 「S&P500に積み立てている」は正確ではない
1月は株が上がったのにマイナス、11月は株が動かないのにプラス。どちらも為替が理由です。
S&P500のインデックスファンドを買うのは、米国株とドル円の両方に投資すること。2025年はこれが1月と11月という正反対の形で出た年でした。
③ 一度も何もしなかったことが、いちばんの判断だった
2025年に私がした投資判断は、実質ゼロです。積立の設定を変えず、金額も変えず、売りもしませんでした。
4月に不安になって積立を止めていたら、5月・6月の回復をそのぶん取り逃していました。何もしないというのは、実行するのが意外と難しい判断だと思います。
2025年の毎月の記録
ここからは、2025年の12か月を1か月ずつ振り返ります。数字は当時の月次記事に書いたものです。評価損益は、積み立てた元本に対する割合です。
2025年1月|米国株は上がったが、円高で目減り
- S&P500:5,881 → 6,040ポイント(+2.70%)
- S&P500が動いた背景(当時の記事):FRBのこれ以上の利下げが不透明に
- ドル円:157円前後 → 155円前後(円高)
- 評価損益:+16.20%(前月比-2.21pt)
- 積立:1月3日(購入時の基準価額34,226円)
日銀が1月に政策金利を0.25%から0.5%に上げ、日米の金利差が縮まりました。今後も金利差は縮まり、もう少し円高に進み、S&P500は横ばいかやや下げると見込みつつ、積立は続ける、と書いています。2年目もやることは同じで、「特別なことをしない」のが意外と難しく、それが一番大事だ、としています。
2025年2月|株安と円高が重なった
- S&P500:6,040 → 5,954ポイント(-1.42%)
- S&P500が動いた背景(当時の記事):物価上昇率が予想をやや上回る3.2%で、インフレの根強さが意識された
- ドル円:155円前後 → 150円前後(円高)
- 評価損益:+7.79%(前月比-8.41pt)
- 積立:2月4日(購入時の基準価額33,730円)
ドル円が150円まで戻ったのは2024年10月ごろ以来でした。2025年は前年と一転して調整の年になるのではと考え、含み益が一時的にすべてなくなるくらいの調整も覚悟しつつ、積立を続ける、と書いています。
2025年3月|関税への警戒でS&P500が-5.75%
- S&P500:5,954 → 5,611ポイント(-5.75%)。3月18〜19日のFOMCは金利を据え置き
- S&P500が動いた背景(当時の記事):米政権の新しい関税政策をめぐる不透明感
- ドル円:150円前後 → 149円前後
- 評価損益:+5.34%(前月比-2.45pt)。2か月続けて含み益が減った
- 積立:3月4日(購入時の基準価額31,656円)
米政権の新しい関税政策への不透明感が、最大の下げの要因でした。含み益がどんどん減っていくのはモチベーションの面ではつらいが、積立は続ける、と書いています。
2025年4月|関税ショックで初めてのマイナス
- S&P500:5,611 → 5,569ポイント(-0.76%)。上旬に一時5,000ポイントを割った
- S&P500が動いた背景(当時の記事):輸入自動車への追加関税などで売られ、関税の一部の適用猶予で急反発
- ドル円:150円前後 → 143円前後(円高)
- 評価損益:-2.94%(前月比-8.28pt)。新NISAを始めて1年4か月で初めてのマイナス
- 積立:4月2日(購入時の基準価額30,632円)

長い目で見ると、米国は利下げ、日本は利上げの方向で、為替はやや円高に振れると考えていました。それでも、積立では価格が下がったときに買った分があとで効いてくるので、下落局面でも毎月の積立を続ける、という判断です。
2025年5月|1か月でプラスに戻った
- S&P500:5,569 → 5,912ポイント(+6.15%)。5月12日の米中の関税引き下げ合意がきっかけ
- S&P500が動いた背景(当時の記事):米中の関税引き下げ合意と、エヌビディアの好決算
- ドル円:142円前後 → 144円前後(やや円安)
- 評価損益:+4.11%(前月比+7.05pt)
- 積立:5月2日(購入時の基準価額29,710円)
5月分の購入時の基準価額は29,710円で、4月分の30,632円より安く買えていました。4月のマイナスで少し不安もあったものの、積立をやめずに続けたことがプラス転換につながった、と書いています。感情ではなく、自動で買い付ける仕組みで投資することも挙げています。
2025年6月|S&P500が最高値を更新
- S&P500:5,912 → 6,205ポイント(+4.95%)。史上最高値を更新
- S&P500が動いた背景(当時の記事):AI・半導体株の上昇と、FRB高官の年内利下げを示す発言
- ドル円:前月末(144.18円)とほぼ変わらず
- 評価損益:+9.31%(前月比+5.20pt)
- 積立:6月3日(購入時の基準価額30,825円)
最高値圏だと「いまは割高では」とつい不安になるが、長期の積立では買うタイミングを気にしすぎないほうがいい、と書いています。
2025年7月|株高と円安が重なった
- S&P500:6,205 → 6,339ポイント(+2.16%)
- S&P500が動いた背景(当時の記事):4〜6月期の底堅い企業決算とAI関連株の上昇
- ドル円:144円台 → 150円台(円安)
- 評価損益:+15.06%(前月比+5.75pt)
- 積立:7月2日(購入時の基準価額32,411円)
米国株への投資は「株価×為替」の二重の変動を受けるので、長期で積み立てて円高・円安の局面を平準化する、と書いています。円安で評価益がふくらんでも、それは途中経過だという見方です。
2025年8月|株は上がったが円高で小幅
- S&P500:6,339 → 6,460ポイント(+1.91%)。最高値を更新
- S&P500が動いた背景(当時の記事):9月の利下げ再開への期待
- ドル円:150円台 → 146円台(円高)
- 評価損益:+15.85%(前月比+0.79pt)
- 積立:8月4日(購入時の基準価額33,534円)
7月は円安、8月は円高と、1か月で方向が変わりました。為替は短期では読めないので、毎月決まった額を積み立てる、と書いています。
2025年9月|FRBの利下げ再開で20%目前
- S&P500:6,460 → 6,688ポイント(+3.53%)
- S&P500が動いた背景(当時の記事):9月のFOMCでの利下げ再開と、AI関連株の上昇
- ドル円:146円台 → 148円台(やや円安)
- 評価損益:+19.55%(前月比+3.70pt)
- 積立:9月3日(購入時の基準価額34,796円)
評価益が増えても取り崩すのはまだずっと先で、10年、20年先を見て続ける、と書いています。
2025年10月|20%も25%も超えて最高益に
- S&P500:6,688 → 6,840ポイント(+2.27%)。最高値を更新
- S&P500が動いた背景(当時の記事):追加利下げへの期待とAI・半導体株の上昇
- ドル円:148円台 → 154円台(円安)
- 評価損益:+25.93%(前月比+6.38pt)。開始以来の最高
- 積立:10月2日(購入時の基準価額36,037円)
好調はずっとは続かないこと、評価益は売るまで確定しない途中経過であることを挙げ、好調なときほど浮かれずに続ける、と書いています。
2025年11月|株価はほぼ横ばい、円安だけで伸びた
- S&P500:6,840 → 6,849ポイント(+0.13%)
- S&P500が動いた背景(当時の記事):AI関連株への過熱感で月の中盤に下げ、月末に買い戻された
- ドル円:154円台 → 156円台(円安)
- 評価損益:+26.85%(前月比+0.92pt)
- 積立:11月5日(購入時の基準価額37,939円)

円安が評価額を押し上げていても、将来円高に振れれば逆風になるので、為替のプラスは「たまたまの追い風」と捉えて過度に期待しない、と書いています。
2025年12月|2年目を+27.54%で終えた
- S&P500:6,849 → 6,846ポイント(-0.05%)
- S&P500が動いた背景(当時の記事):利益確定の売りと買いが拮抗し、方向感を欠いた
- ドル円:ほとんど動かず
- 評価損益:+27.54%(前月比+0.69pt)
- 積立:12月2日(購入時の基準価額38,757円)
12月2日の積立で2025年の分を終えました。1年を通じて学んだのは、相場が荒れたときに積立を止めないことがいちばんの成功要因だということで、来年も相場は読めないが、読めないからこそ買い続ける、と書いています。
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まとめ
新NISA2年目は+27.54%で終わりました。1年目の+18.41%から見れば良い結果ですが、途中で一度マイナスまで落ちています。
記録として価値があるのは、+27.54%という着地点よりも4月に-2.94%だった月にも、いつもどおり10万円を積み立てたという1行のほうだと思っています。次に相場が崩れたとき、この年の表を見返せます。
毎月の実績はこれからも公開していきます。
