高配当株_投資実績(2024年3月)
概況(2024年3月)
※先月(2024/2)の記事はこちらです。
2024/3/31時点でのポートフォリオは以下のとおりです。
(時価ベースでの割合)
3月は新たに1件銘柄購入を行いました。購入金額は全体のポートフォリオに占める割合は限定的であったため、セクター別割合への影響はほとんどありませんでした。
3月末時点での保有銘柄数は39で、目標の50まであと11銘柄でした。(前月比+1件)
配当利回り(2024年3月)
簿価ベース:4.57%(2024/3/1)→4.56%(2024/3/31)
- 新規購入した1銘柄は利回り3.68%だが、ポートフォリオに占める割合は2.81%と限定的
により、配当利回りは微減(0.01%の減少)でした。
時価ベース:3.03%(2024/3/1)→2.99%(2024/3/31)
- 不動産業セクターの株価が21.2%の上昇
- ポートフォリオ全体の時価が2.5%上昇
により、相対的に時価ベースの配当利回りは減少しました。
2024年3月の配当金と内訳
3月は以下の配当金を受領しました。
- 4680 ラウンドワン
約定日:3/4、受渡日:3/6、配当金:3.5円(1株あたり)
※ラウンドワンは年4回配当(3,6,9,12月)です - 8804 東京建物
約定日:3/26、受渡日:3/28、配当金:37円(1株あたり)
ラウンドワンは配当と株主優待の両方を3月に受領しました。株主優待はラウンドワンで使用できる500円割引券とクラブ会員権です。詳細は銘柄紹介の記事も合わせてご参照ください。
東京建物は12月決算の企業であり、3月は中間配当という位置づけとなっています。最新のIR情報によると、期末の配当金は1株あたり42円の予想となっており、年間の配当金は中間と合わせると1株あたり79円となっています。
なお、東京建物の3月末株価は2631.5円であり、これをもとに配当利回りを計算すると3.00%ですので、現状の時価からすると高配当とは言えませんが、直近5年で配当金が41円から79円まで年々増えている状況ですので、大きな業績の変化がない限りは安定した配当が見込める銘柄ではあると思います。
2024年3月に買付を行った銘柄
3月は以下の銘柄を買い付けしました。
- 8584 ジャックス
(購入時株価:5,700円、配当:210円、配当利回り:3.68%)
ジャックスはクレジットカードでご存じな方も多いかと思いますが、創業が1954年であり、非常に長い歴史を持つクレジット会社です。現在は約20%の株式を三菱UFJ銀行が保有する持分法適用会社となっています。三菱UFJフィナンシャルグループは、三菱UFJニコスというクレジットの100%子会社を保有しているため、ジャックスに対しては直接的なサービス提携をするというよりは、ある程度距離間のあるような関係性、という印象です。
2024年3月に株式分割が行われた銘柄
保有している銘柄のうち、以下が3月31日付で株式分割となりました。
- 1951 エクシオグループ
分割比率 1:2 - 8630 SOMPOホールディングス
分割比率 1:3 - 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス
分割比率 1:3
分割比率とは、例えば100株を保有しており、分割比率が「1:2」であった場合は、分割後は200株保有することとなります。一方で、株価は逆に2分の1となるため、保有額(時価評価額)としては変化はありません。
2024年3月 日本株(高配当株)の市況
2024年3月末の日経平均は、2024年2月末の終値39,166円から40,369円に1,203円(+3.07%)上昇し、月末基準では最高値を記録しました。
※アメリカのS&P500は3.10%の上昇でした。
- 日本銀行の金融政策決定会合:3月18~19日に開催された会合において、日本銀行は現行の金融緩和政策を維持することを決定しました。マイナス金利政策は終了し、政策金利を0~0.1%とすることとしました。これにより、短期金利の上昇をもたらしています。
- 米国経済指標の改善:3月発表の米国雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比27.5万人増加と市場予想の19.8万人増加をを大幅に上回る結果となりました。また、米GDP成長率も前期比年率3.2%と堅調な伸びを示しました。
こういった市況であったため、先月に引き続き、高配当株投資となり得る銘柄もかなり株価が上がっており、そのため配当利回りが低下する、という事態がおこり、買えそうな銘柄がなかなか見つからない、という状況が続いていました。
先月はキャッシュポジションを手厚くすることに専念していましたが、一方で投資機会を逃すというリスクもありますので、3月は1銘柄(8584 ジャックス)購入、という決断をしました。
2024年4月 の見通しと投資の方向性
この記事を書いている4月9日現在の日経平均株価は39,773円で、3月末の終値から既に1.47%の下落となっており、年初からの右肩上がりの相場からやや調整局面に入りつつあります。
また、4月からは様々なものの値上げが行われており、食品を中心に、宅配便なども値上げでインフレ基調は継続している状況です。
5月上旬には3月末決算の企業の業績発表が控えており、個別銘柄レベルではこのタイミングで株価が大きく動くことが予想されますので、4月は保守的に良い銘柄があったときのみ購入するスタンスとしたいと思っています。