高配当株_投資実績(2024年6月)
概況(2024年6月)
※先月(2024/5)の記事はこちらです。
2024/6/30時点でのポートフォリオは以下のとおりです。
(時価ベースでの割合)
6月は決算発表が大方出そろい、株価の上下も落ち着いてきたと判断し、その他金融業2銘柄、陸運業1銘柄、化学1銘柄の計4銘柄を購入しました。ポートフォリオ全体から見て購入金額がそこまで大きくなかったため、化学セクターが8%から10%へ増えましたが、他のセクターへの影響は軽微でした。
6月末時点での保有銘柄数は44で、目標の50まであと6銘柄でした。(前月比+4件)
配当利回り(2024年6月)
簿価ベース:4.67%(2024/5/31)→4.55%(2024/6/28)
- 新規購入した4銘柄の平均利回り4.17%であり、ポートフォリオに占める割合は6.70%であったため、ポートフォリオ全体に対して利回りを下げる効果
により、簿価ベースの配当利回りは減少(0.12%の減少)でした。
時価ベース:3.14%(2024/5/31)→3.02%(2024/6/28)
- ポートフォリオ全体の時価が4.38%上昇
- 増配の銘柄が若干あり、受取配当金が1.18%増加
により、受取配当金の増加よりもポートフォリオ全体の時価の上昇が大きかったため、時価ベースでの利回りは減少(0.12%の減少)
2024年6月の配当金と内訳
6月は以下の配当金を受領しました。
- 4765 SBIグローバルアセットマネジメント
約定日:5/30、受渡日:6/3、配当金:13円(1株あたり)
※12.75円→13円に増配 - 8410 セブン銀行
約定日:5/30、受渡日:6/3、配当金:5.5円(1株あたり) - 3636 三菱総合研究所
約定日:6/5、受渡日:6/7、配当金:80円(1株あたり)
※75円→80円に増配 - 6247 日阪製作所
約定日:6/5、受渡日:6/7、配当金:22円(1株あたり)
※20円→22円に増配 - 8473 SBIホールディングス
約定日:6/5、受渡日:6/7、配当金:130円(1株あたり)
※120円→130円に増配 - 8593 三菱HCキャピタル
約定日:6/5、受渡日:6/7、配当金:19円(1株あたり)
※18円→19円に増配 - 8130 サンゲツ
約定日:6/18、受渡日:6/20、配当金:75円(1株あたり)
※65円→75円に増配 - 4061 デンカ
約定日:6/19、受渡日:6/21、配当金:40円(1株あたり)
※30円→40円に増配 - 9432 日本電信電話
約定日:6/19、受渡日:6/21、配当金:2.6円(1株あたり)
※2.4円→2.6円に増配 - 4680 ラウンドワン
約定日:6/20、受渡日:6/24、配当金:3.5円(1株あたり) - 4921 ファンケル
約定日:6/20、受渡日:6/24、配当金:17円(1株あたり) - 9799 旭情報サービス
約定日:6/20、受渡日:6/24、配当金:34円(1株あたり)
※22.5円→34円に増配 - 8252 丸井グループ
約定日:6/21、受渡日:6/25、配当金:51円(1株あたり)
※30円→51円に増配 - 8630 SOMPOホールディングス
約定日:6/21、受渡日:6/25、配当金:150円(1株あたり)
※130円→150円に増配 - 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス
約定日:6/21、受渡日:6/25、配当金:150円(1株あたり)
※100円→150円に増配 - 3857 ラック
約定日:6/24、受渡日:6/26、配当金:14円(1株あたり) - 7994 オカムラ
約定日:6/24、受渡日:6/26、配当金:43円(1株あたり)
※33円→43円に増配 - 9644 タナベコンサルティンググループ
約定日:6/24、受渡日:6/26、配当金:26円(1株あたり) - 1951 エクシオグループ
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:60円(1株あたり)
※51円→60円に増配 - 2393 日本ケアサプライ
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:70円(1株あたり) - 3289 東急不動産ホールディングス
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:17円(1株あたり)
※14.5円→17円に増配 - 3395 サンマルクホールディングス
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:25円(1株あたり)
※22円→25円に増配 - 3834 朝日ネット
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:11.5円(1株あたり) - 4502 武田薬品工業
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:94円(1株あたり)
※90円→94円に増配 - 5388 クニミネ工業
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:25円(1株あたり) - 8876 リログループ
約定日:6/25、受渡日:6/27、配当金:37円(1株あたり)
※33円→37円に増配 - 8584 ジャックス
約定日:6/26、受渡日:6/28、配当金:120円(1株あたり)
※95円→120円に増配 - 9202 ANAホールディングス
約定日:6/26、受渡日:6/28、配当金:50円(1株あたり)
※ゼロ配当から配当復活 - 9303 住友倉庫
約定日:6/26、受渡日:6/28、配当金:50.5円(1株あたり)
※50円→50.5円に増配 - 9769 学究社
約定日:6/26、受渡日:6/28、配当金:42円(1株あたり) - 9986 蔵王産業
約定日:6/26、受渡日:6/28、配当金:50円(1株あたり)
6月は配当月であり、31銘柄の配当金を受け取ることができました。このうち21銘柄は増配又は配当復活であり、業績の良さを表しているといえます。
また、4921 ファンケルについては、キリンホールディングスによるTOBが実施されており、これが成立した場合は来年度以降は無配当になることが発表されています。以前TOBとなったベネフィット・ワンと同様、
2024年6月に買付を行った銘柄
6月は以下の銘柄を買い付けしました。
- 8425 みずほリース
(購入時株価:1,104円、配当:40円、配当利回り:3.98%) - 8439 東京センチュリー
(購入時株価:1,461円、配当:58円、配当利回り:3.97%) - 9069 センコーグループホールディングス
(購入時株価:1,125円、配当:42円、配当利回り:3.73%) - 4041 日本曹達
(購入時株価:5,100円、配当:240円、配当利回り:4.71%)
みずほリース、東京センチュリーについて
みずほリースと東京センチュリーはどちらもリースの大手企業で、それぞれみずほフィナンシャルグループ、伊藤忠系の会社です。リースは業種としてはそのた金融業ですが、金融の中でも比較的景気に左右されにくく、業績が一定程度安定していると判断し、今回購入しました。
みずほリースの中期経営計画では配当性向を30%目標にし、増配する計画が予定されています。過去も増配を繰り返しており、今後も増配が十分期待できるのではないかと思っています。
東京センチュリーも株主還元の方針として、中長期かつ安定的な利益還元を行うことを基本方針としており、過去も増配を繰り返してきており、今後も増配の計画をしています。
センコーグループホールディングスについて
センコーグループホールディングスは大手物流サービス会社で、企業間取引による物流事業(自動車運送、食品・チェーンストア・ファッション物流の流通ロジスティクス、住宅・ケミカル物流、国際物流)、商事・貿易事業(石油類販売、商事販売)を行っています。BtoB企業ですので私もあまり身近な会社ではありませんが、2024年度の売上高は約7,800億、営業利益が約300億でかなりの規模の企業です。
センコーグループホールディングスは中期経営計画にて安定した配当に加えて業績連動を考慮した配当の実施を掲げていることから、多少景気変動で減配するリスクはあるものの、過去の実績を踏まえると増配を繰り返してきています。
日本曹達について
日本曹達は化学品メーカーで、化学品(工業薬品、化成品、機能材料、エコケア製品、医薬品・工業用殺菌剤)、農業化学品(殺菌剤、殺虫・殺ダニ剤、除草剤)の製造・販売を中心に行ってきています。
中期経営計画においても安定した株主還元として、増配と自己株式の取得を行っており、直近の2024/3も240円の配当を行っています。
2024年6月 日本株(高配当株)の市況
2024年6月末の日経平均は、2024年5月末の終値38,487円から39,583円に1095円(2.84%)上昇し、一時5月末の終値を下回ることもありましたが、月の後半に持ち直し、上昇で終わることができました。
※アメリカのS&P500は3.46%の上昇でした。
- 日銀の金融政策決定会合: 6月の発表でも先月に引き続き金利は現状維持を決定しましたが、追加利上げの可能性は引き続いてあり、長期金利の上昇の圧力が高まっています。
- 米長期金利の動向: 政策金利は継続して横ばいですが、利下げの期待は引き続き続いています。続いていたインフレが落ち着いてきた段階での利下げを市場は織り込んでいると思われ、
3月末決算の企業の業績が次々と発表され、株価にも一定の影響を及ぼしました。ポートフォリオとして保有していた株の多くが増配となり、業績も好調でした。日本市場全体としても傾向は同様であり、6月の日経平均は上昇で落ち着きました。
2024年7月 の見通しと投資の方向性
6月は多くの企業で株主総会が予定されているなどイベント盛りだくさんでしたが、7月は一転して落ち着いた月となりそうです。日米の政策金利の動向は引き続き注視する必要がありますが、市場全体としては大きな動きはないと推測されます。
6月は手元資金を新規銘柄購入にかなり費やしてしまったため、7月は購入候補としている銘柄についての動きを注視し、割安圏に入った銘柄があった場合は手元資金との兼ね合いをみつつ、直近の業績や今後の業績予想、財務状況を吟味しつつ投資していく、という考え方でいこうと思っています。