[8876:リログループ]高配当株紹介(株主優待有)
企業概要、配当金利回り
- 社名
- 業種
- サービス業
- 上場金融商品取引所
- 東京証券取引所 プライム市場(銘柄コード 8876)
- 事業内容
- 借上社宅管理・賃貸管理・海外赴任支援・福利厚生・観光
- 株価
- 1,634円(2024年5月21日時点)
- 配当金
- 42.00円(2024年3月期予想)
- 配当金利回り
- 2.57%(上記の株価、配当金をもとに算出)
- 筆者購入時価格
- 325円(簿価利回り12.92%)
株価の10年チャートは以下のグラフのとおりです。
リログループでよく見かけるのは、「リロの賃貸」の賃貸仲介会社でしょうか。私も外で店舗を見かけたことはあるのですが、リログループだと気づいたのは株主になってから結構後のことでした。
会社としての創業は1967年(昭和55年)ですが、リログループとしての実質的な創業は1984年5月です。1999年にJASDAQ証券取引所に上場、2010年に東京証券取引所市場第二部上場(その後2011年に一部上場に変更)で、上場してからは25年ほどの会社です。
リロケーションサービスについて
リロケーションサービスは、企業の転勤に伴う社員やその家族の住居探し、生活環境の整備、各種手続きサポートなどを提供するサービスです。単身赴任者向けのサービスが一般的ですが、家族帯同者向けや帰任者向けのサービスもあります。
リログループでは、リロケーションサービスとして具体的には以下の3つの事業を行っています。
- 借上住宅管理事業
- 賃貸管理事業
- 海外赴任支援事業
借上住宅管理事業
一般的によく見られる会社借り上げの社宅や寮の管理全般のフルアウトソーシングサービスを行っています。それにくわえて、社有の寮・社宅への管理人派遣や転勤時の住宅斡旋、引越しの手配、赴任中のマイホーム管理など、企業福利厚生の住宅領域における様々な業務をサポートしています。
賃貸管理事業
「リロの不動産」のブランドをはじめとした、賃貸仲介および管理店舗を国内主要都市に100店舗超展開し、それぞれの地域に根ざした運営を行っています。
また、全国規模のネットワークを活かした豊富な情報量と多様なサポートサービスで、企業および地域の皆さまの「住むこと・まるごと」サポートしています。
海外赴任支援事業
赴任前から帰任に至るまで、就労ビザの申請、予防接種、海外引越など海外赴任に関わる煩雑な手続きをトータルサポート。海外赴任に関連する各種データ等の提供や海外赴任規定の作成など、関連する様々なサービスも提供しています。さらに、日本企業が進出する国・地域ではサービスアパートメントの運営や現地における住宅斡旋などの海外駐在員向けトータルサービスも手掛けております。
借上住宅管理事業の業績
借上住宅管理事業の直近3年の状況としては、きれいな右肩上がりの成長を続けています。社宅管理戸数は、2021年3月から2024年3月にかけての3年間で約28.5%増えており、年平均で10%弱程度の成長率です。留守宅管理戸数は海外赴任・転勤時の自宅管理を行うものであり、こちらも2021年3月から2024年3月にかけての3年間で約11.4%の成長となっています。
賃貸管理事業の業績
賃貸管理事業の直近3年の業績としては、きれいな右肩上がりの成長を続けています。賃貸戸数は、2021年3月から2024年3月にかけての3年間で約31.3%増えており、年平均で10%強程度の成長率です。
海外赴任支援事業の業績
賃貸管理事業の直近5年の業績としては、2020年から2021年にかけてはコロナ禍の影響で急激に業績が低下していましたが、2023年3月期で持ち直してきています。
2024年3月期は2023年3月期よりもやや業績が低下しているものの、2025年3月期の事業計画では2024年3月期よりも約+10%成長を見込んでいます。
銘柄購入理由
リログループを購入したのは2012年で株主優待銘柄を買い漁っている時期であり、購入理由は株主優待目的でした。当時もそこまで配当が多い銘柄ではなかったため、どちらかというと株主優待込みでないこともないかな、という感じで購入していました。
昔からバイアンドホールドでずっと保有していたため、現在の株価上昇を踏まえると、12年ほどで約5倍となっていますので、簿価ベースの利回り12.92%で高配当株になっています。コロナ禍の影響や国内人口減少に伴う市場縮小により、今後の業績はやや不透明感があります。しかしながら、会社の基本方針としては、30%前後の配当性向を目
安に連結業績に連動した配当としており、急激な業績悪化がない限りは安定した配当が期待できると見込んでいます。
リログループの株主優待
リログループが行っている福利厚生事業(クラブオフ)のサービスが利用できるようになります。一般企業向けの福利厚生サービス名はリロクラブですが、基本的には法人向けサービスを踏襲したものとなっています。
私は1000株以上を保有しているため、VIP会員のサービスを利用しています。
所有株式数 | 会員スタイル |
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100株以上1000株未満 | スタンダード会員 一般価格よりお得な優待価格でサービスをご利用いただけます。 |
1000株以上 | VIP会員 スタンダード会員価格よりさらにお得な価格でご利用いただけます。 |
福利厚生サービスの内容は非常に幅広く、宿泊等を含むレジャー、ショッピングやグルメ関連等幅広いです。あくまで個人利用向けサービスとなるため、カフェテリアポイントのような制度はありませんが、様々なサービスが優待価格で利用できます。
私は以前はベネフィット・ワンの株主優待と合わせて利用していましたが、2024年3月にベネフィット・ワンは上場廃止となり、合わせて株主優待も2024年5月をもって廃止となったため、ご自身の勤めている会社で福利厚生サービスがない場合などはリログループの株主優待がおススメです。