高配当株_投資実績(2024年4月)
概況(2024年4月)
※先月(2024/3)の記事はこちらです。
2024/4/30時点でのポートフォリオは以下のとおりです。
(時価ベースでの割合)
4月は新たに1件銘柄購入を行いました。その結果、情報・通信のセクター割合が14%から17%へ上昇しましたが、それ以外のセクターへの影響はほぼありませんでした。
4月末時点での保有銘柄数は40で、目標の50まであと10銘柄でした。(前月比+1件)
配当利回り(2024年4月)
簿価ベース:4.56%(2024/3/31→4.52%(2024/4/30)
- 新規購入した1銘柄は利回り3.24%であり、ポートフォリオに占める割合は3.41%であったため、利回りが若干低下
により、簿価ベースの配当利回りは微減(0.04%の減少)でした。
時価ベース:2.99%(2024/3/31)→3.02%(2024/4/30)
- ポートフォリオ全体の時価は購入分を除くとほぼ変化なし
- 増配の銘柄が若干あったため、受取配当金が若干増加
により、相対的に時価ベースの配当利回りは増加しました。
2024年4月の配当金と内訳
4月は配当金対象の銘柄がありませんでした。
2024年4月に買付を行った銘柄
4月は以下の銘柄を買い付けしました。
- 9433 KDDI
(購入時株価:4,318円、配当:140円、配当利回り:3.24%)
KDDIはauのブランドの携帯電話で有名な日本の大手通信事業者です。国内携帯電話市場シェアが約3割で、au PAYやau WALLETなどの金融サービス、au Wi-FiなどのMVNO事業も展開しています。
KDDIは株主還元を重視しており、自社株買いなどの積極的な施策を実施しています。今後も株主還元への意欲は高く、安定的な配当金に加え、特別配当などの恩恵を受けられる可能性もあります。
2024年4月 日本株(高配当株)の市況
2024年4月末の日経平均は、2024年3月末の終値40,369円から38,405円に1,964円(-4.87%)下落し、1か月をとおして下落トレンドでした。
※アメリカのS&P500は4.16%の下落でした。
- 日本銀行の金融政策決定会合:4月26日に開催された会合において、日本銀行は現行の金融緩和政策を維持することを決定しました。金利の上昇が期待はされていましたが、政策金利は0~0.1%から変化はありませんでした。一方、国債の10年金利は全体的に上昇傾向にあり、0.75%前後から0.9%前後へ上昇しました。
- 米国経済指標の改善:2024年4月の米国経済指標については、3月の雇用者数は+20万人を4か月連続で上回った一方、小売業の業績ははオンライン販売を中心に高い伸びを示しました。米国経済は年初から想定以上の強さを示しており、労働需給のひっ迫度合いの緩和に一服感が見られる一方、平均賃金は減速が続くなど、賃金インフレの懸念は弱いとされています。
先月まで続いた上昇トレンドが一服してきましたが、高配当株投資となり得る銘柄については意外と価格がそこまで下がっておらず、先月に引き続き買えそうな銘柄がなかなか見つからないという状況でした。
5月は3月末決算企業の年度業績発表が多く控えており、株価の動きが大きくなる可能性がある一方、投資の機会損失という面もあり、4月は堅実性の高いKDDIを購入する、という決断に至りました。
2024年5月 の見通しと投資の方向性
この記事を書いている5月10日現在の日経平均株価は38,229円で、4月末の終値から0.46%の下落でほぼ横ばいの状況です。4月頃からの調整局面はまだ継続の傾向にあります。
既に多くの企業で決算発表がされており、製造業を中心にかなり業績が良く、製造業の純利益は過去最高を更新しています。一方、株価はその割にはやや控えめな反応を受けていると感じています。
5月は3月決算の企業の決算発表がまだ多く控えており、決算の結果によって株価が大きく動く可能性があります。このため基本的には様子見のスタンスでいつつも、割安で購入に最適な銘柄があった場合は投資していく、という考え方でいこうと思っています。