新NISA_投資実績(2024年12月)
※先月(2024/11)の記事はこちらです。
新NISA購入銘柄、購入金額(2024年12月)
12月もつみたて投資枠で三菱UFJ-eMAXIS Slim(S&P500)を10万円購入しました。
詳細は以下の画像のとおりです。


三菱UFJ-eMAXIS Slim(S&P500)の12月の基準価格は、12月中旬にやや下がっていましたが、その後は上昇し、11月の水準を超えています。
12月分の購入価格は32,794円ですが、月末の価格は34,182円で購入時と月末の価格比で4.23%上昇しています。
評価金額、損益(2024年12月末時点)

2024年12月の米国市場は、11月の上昇トレンドから一変し不安定な相場となり、月末にかけて下落しました。しかしながらドル円がそれ以上に円安になり、11月比では損益は増加の結果となりました。
(月末価格では、32,695円(11月末)→34,182円(12月末)
評価損益額はプラス18.41%(前月比+3.92%)となり、損益(%)としては、最高値を記録しました。

12月はドル円が150円前後から157円前後へ円高に進んだため、利益の増加に貢献する形となりました。11月上旬~中旬は大統領選挙の影響で円安に振れる場面もありましたが、12月は円安が継続して進むかたちとなりました。
(円安の影響は、150円→157円(約4.67%)でした)

2024年12月の S&P500の状況
2024年12月のS&P500指数は月の上旬は右肩上がりで上昇し、6000ポイント前後で横ばいでしたが、12月は月の後半で5850ポイント前後まで下落し、月末にやや戻しましたが12月初よりも下回りました。
11月末の終値6032.38ポイントから、12月末は終値が5881.63ポイントとなり、月間で2.50%下落しました。(11月は5.42%の上昇)

1. 大型株の株価調整
Apple、Nvidia、Microsoft、Amazon、Alphabet、Meta、Teslaなど、S&P 500の構成銘柄における上位7社の時価総額は、指数全体の33%以上を占めています。12月にはこれらの銘柄の一部で調整の動きが見られ、S&P 500全体のパフォーマンスにも影響を与えました。
2.政策金利の引き下げ
12月18日にFRBは政策金利の誘導目標を0.25%引き下げ、4.25%〜4.50%になりました。これは2024年3回目の利下げでした。しかし、市場では2025年の利下げ回数が当初予想の4回から2回に減速するとの見方が広がり、株価の下落圧力となりました。
2025年の相場と方向性について
日米金利差とその影響について
日本の政策金利は2024年7月の利上げ以降、継続して変わらずの状態であり、米国は2024年には3回の利下げを行いました。通常であれば金利差が縮まると円高、ドル安となるはずなのですが、国債金利等の市場金利を見てみると、日本の国債は年末にかけて徐々に金利上昇しているものの、アメリカ国債はそれ以上に金利が上がり、金利差は広がっていきました。
このため、金利差が広がることによる円安、ドル高が直近では起こっていました。市場の原理どおりの動きとなっているといえばそうなのですが、1月下旬にはアメリカの新政権が誕生するため、ここに未知数の要素が加わってきます。
トランプ政権は自国を優先する政策をとるとみられているため、金利差による為替の動きというよりは、自国の経済を強くすることで、ドルの価値を高め、その結果としてドル高円安の動きとなるのではないか、とみられています。また、新政権は関税も引き上げることが予想されているため、例えばアメリカへ輸出を行っている企業の業績は落ち込むことが想定され、米国への依存が高い国の企業の業績は下がることが予想されます。
S&P500の2024年相場と今後について
2024年のS&P500指数は23.31%の上昇となり、2023年の24.23%上昇に近く、かなり高いパフォーマンスを発揮する結果となりました。2014年~2024年の平均年間上昇率は13.32%であるため、平均から比較してもかなりの水準となっています。
相場というものはずっと上がり続けることはなく、いつかは下落局面がくるものですが、直近では2022年に-19.44%を記録しています。
積立投資においては上昇・下落のどちらの場面においても変化率に対する影響を抑える効果(リスクを下げる効果)となるため、この年間の変化率をそのまま享受することはできませんが、2025年も積み立てを継続し、あまり相場の動きに一喜一憂しないようにひたすら地道に続けていきたいと考えています。