[4680:ラウンドワン]高配当株紹介(株主優待有)

よう

企業概要、配当金利回り

  • 社名
  • 業種
    • サービス業
  • 上場金融商品取引所
    • 東京証券取引所 プライム市場(銘柄コード 4680
  • 事業内容
    • ボウリング・アミューズメント・カラオケ・スポッチャ(スポーツを中心とした時間制の施設)等を中心とした、地域密着の屋内型複合レジャー施設の運営
  • 株価
    • 835円(2024年3月19日時点)
  • 配当金
    • 12.00円(2024年3月期予想)
  • 配当金利回り
    • 1.44%(上記の株価、配当金をもとに算出)
  • 筆者購入時価格
    • 127円(簿価利回り9.45%)

株価の10年チャートは以下のグラフのとおりです。

ラウンドワンと聞くと、ボウリングスポッチャゲームセンターのイメージが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。私も学生時代は地元のラウンドワンに行って、スポッチャやゲームセンターで遊んでいました。

創業は1980年(昭和55年)です。1997年に大阪証券取引所市場第二部上場、1998年に東京証券取引所市場第二部上場(その後1999年に一部上場に変更)で、上場してからは25年ほどの会社です。

2度のボウリングブーム

ボウリングはアメリカから日本に伝来しましたが、日本初のボウリング場は1952年に東京に出来ました。当時のボウリング場は場内にレストランなどが併設された当時では最先端の娯楽施設になっていました。

1970年代のボウリングブーム

ボウリングは1964年の東京オリンピックの公式競技としても採用され、プロボウラーも続々と登場しました。私が昔の女子プロボウラーとして思いつく中山律子さんは、1970年代に活躍されていました。

しかし、1973年のオイルショックが景気に大きな影響を与え、新規のボウリング場の建設は減少し、1970年代後半には既存のボウリング場の経営も悪化し、ボウリング場の数も減っていきました。

1980年代後半~1990年代前半のボウリングブーム

バブル景気による経済活性化とレジャーの多様化もあり、カラオケやゲームセンターなどの娯楽施設が増え、ボウリング場も続々と数が増えていきました。家族や会社の人と一緒によくボウリングに行くような娯楽として定着し、今のバブル世代の方々にとってはボウリングは身近なものとなっていました。

なお、ラウンドワンは1980年創業ですので、この2回のブームのちょうど中間頃の操業です。以前現社長の株主向け説明会に参加したことがあるのですが、元々創業したボウリング場の経営が悪化し、現社長がそれを買い取って立て直して今のラウンドワンという会社ができた、と仰っていました。

バブル崩壊後~コロナ禍

バブル崩壊後はボウリングブームが落ち着き、ラウンドワンも経営が苦しくなってきました。このため、ラウンドワンもサービス拡大として、カラオケルームの設置の開始、スポッチャフロアを導入した店舗の展開を進めていき、2010年にはアメリカのカリフォルニア州に、海外1号店となるプエンテヒルズ店をオープンしています。

日本国内の店舗拡大も着実に進めていたところですが、一方で少子高齢化の波もあり、国内市場の拡大も限界が見えてきているところで、コロナ禍となりました。

ラウンドワンもかなりの影響を受け、2021年の業績は売上が前年比約40%減、当期純利益が前年の約48億に対して約180億の赤字になりました。

しかし、直近では業績はV字回復していまして、米国での事業が好調であり、2023年度決算では、日本事業の営業利益6,580百万円を超える11,543百万円となり、米国での事業が非常にうまく拡大している状況です。

銘柄購入理由

ラウンドワンを購入したのは2012年で株主優待銘柄を買い漁っている時期であり、購入理由は株主優待目的でした。当時もそこまで配当が多い銘柄ではなかったため、どちらかというと株主優待込みでないこともないかな、という感じで購入していました。

昔からバイアンドホールドでずっと保有していたため、現在の株価上昇を踏まえると、12年ほどで約6.6倍となっていますので、簿価ベースの利回り9.45%で高配当株になってしまいました。現在は業績拡大期ですので、高配当というよりはグロース寄りの銘柄になると思います。

また、2022年9月には株式分割(1株→3株)が行われ、2023年6月からは分配金と株主優待が年4回(3月、6月、9月、12月末基準)となり、株主優待の内容も拡充されました。

ラウンドワン株主優待

株主優待は前項でも言及したとおり、現在は年4回となっています。

500円割引券は1,000円以上の利用、かつ1名につき1枚使用可能ですので、使用の際は注意ください。
例えば、スポッチャで1人当たりの料金が2,000円で、4人で行った場合は4枚使用可能です。

所有株式数株式優待の内容(1回当たりの内容)
100株以上300株未満【500円割引券】枚数:1枚 有効期間:約6か月
300株以上1,500株未満【クラブ会員入会券】枚数:1枚 有効期間:約6か月
【500円割引券】枚数:3枚 有効期間:約6か月
1,500株以上3,000株未満【シルバー会員入会券】枚数:1枚 有効期間:約6か月
【500円割引券】枚数:5枚 有効期間:約6か月
3,000株以上6,000株未満【ゴールド会員入会券】枚数:1枚 有効期間:約6か月
【500円割引券】枚数:8枚 有効期間:約6か月
6,000株以上【プラチナ会員入会券】枚数:1枚 有効期間:約6か月
【500円割引券】枚数:10枚 有効期間:約6か月
引用:株主優待制度のご案内

※上記に加えて、【健康ボウリング教室・レッスン優待券】が1枚(有効期間約6か月)が付与されます。

なお、会員入会券は、ラウンドワンのクラブ会員の金券で、これを利用するとラウンドワンのサービスが割引価格で利用できます。
(ラウンドワン)お得な会員制度のご案内

免責事項

当ブログの内容は、あくまでも個人の意見に基づく情報提供であり、投資に関するアドバイスではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行うようお願いします。

ABOUT ME
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大学生の頃に金融投資を知り、社会人になるタイミングで金融投資を始める。インデックス投資を中心に資産を拡大していき、2023年に高配当株投資とFIREを知り、それをきっかけにFIREを目指すべく高配当株投資を始める。 2024年には月平均5万円の配当金を受け取れるようになり、さらなる配当金の増加に向けて尽力中。
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